私はこの仕事についてから、ずっと変わらずに大切にしていることがあります。
それは、利用者さまに寄り添い、少しでも多くのことに気づき、励まし、支えたいという気持ちです。今日はどんな表情でいらっしゃるかな、今何を思っていらっしゃるかな、どうサポートしたら本当にその子のために動いたことになるのかな、といつもいつも真剣に考えています。
また、送迎の時間も大切にしています。学校から施設に戻ってくる間もそうですし、施設からご自宅に帰られる時もですが、車の中は、また施設とは違う“表情”が見られる空間でもあります。お子さまからふとした瞬間に漏れる、笑顔だったり、ちょっとした悩み、いらだちだったり…。その空間でしか感じ取れない、お子さまの様々な側面から、その方の理解につながるヒントを得ることが出来たりするからです。車の中でけたけたと一緒に笑ったり、大きな声で歌ったり、物語を作って楽しんだり、おうちに着く寸前まで。少しでもお子さまが今日たからの森に来てよかったなと思えるように。
送迎で親御さんに会い、その日のご様子をお伝えするのも私たちの大事な仕事のひとつですが、その時も、親御さんにとって何よりも大切なお子さまがその日、どう過ごされたかを出来るだけ伝わるように心がけています。
いつでも一緒に小さな変化や成長を喜べるような、そんな自分であり続けたいと思います。たからの森でまっていますね。